2007.10.27更新

 東京では昨日からまとまった雨が降っています。台風が接近しているとのことで、風も強くなってきました。台風一過で月曜日を迎えたいものです。

 今日は、「交通事故に関する講演会」を受講してきました。9月にも交通事故の研修に行ったと書きましたが、今日は毎年恒例の東京地裁交通部(民事27部)の裁判官による、交通事故の重要問題に関する講演です。
 講演されたテーマは、
① 減収がない場合における逸失利益の算定
② 物損に関する慰謝料
③ 交通事故訴訟における共同不法行為
④ 12級又は14級の後遺障害等級において労働能力喪失率より高い喪失率が認められる場合
⑤ 施設入所中の重度後遺障害の損害算定に関する諸問題
の5つです。
 どれも交通事故訴訟に関わる実務家が判断に迷う問題で、むずかしい問題ばかりです。
 今日の講演会の内容が来年の「赤い本」に掲載されます。

 以前にも、「赤い本」に掲載された講演録は大変有益であると書きましたが、私が思うに、この講演会・講演録は、裁判官の考え方・判断の仕方が学べる点が 大切と思っています。交通事故に限らず、むずかしい法律問題は、結論が一つとは限りません。裁判所の判決でも、地裁と高裁で判断が分かれることもありま す。もちろん、同じ問題について、弁護士によって考え方や結論が異なることもよくあります。  このような中で、自分なりの考え方を身につけ、説得力ある 議論を展開することが重要と思いますが、交通事故訴訟に関しては、この講演会・講演録がとても参考になります。とりわけ、裁判官の考え方の「バランス感 覚」には、「さすが」と思うこともしばしばです。
 もちろん、同種・類似の裁判例などの知識も同時に得られることも多いに勉強になります。

 講演会は、400~500人は収容できる弁護士会館の講堂(クレオ)で行われ、ほぼ満杯という盛況でした。
 今日学んだ点も含め、今後の仕事に生かしていきたいと思います。

投稿者: 本山健法律事務所

2007.10.19更新



 上の写真は,東京地方・高等裁判所の庁舎です(ほかに,知財高裁や簡裁の刑事なども入っています)。
 場所は千代田区霞が関1丁目、地下鉄霞ヶ関駅A1出口を出て、すぐです。

 地裁の民事部だけで50部あります。私が司法修習をした九州のある県の地裁は民事部が3部しかありませんでしたから、東京地裁の規模の大きさがわかると思います。
 取扱い事件の正確な数字はありませんが、東京地裁民事通常部の裁判官の担当件数は200件くらいと聞いたことがあります。人や部によっても違いはありますが、たくさんの紛争が持ち込まれる裁判所であることは自ずと明らかでしょう。

 庁舎は、1階から8階までが法廷、9階以上が事務棟となっており、エレベータも低層階用と高層階用に分かれています。一般の人が庁舎にはいるときは、飛 行機に乗るときと同じような手荷物のチェックがあります(オウム事件以来のようです)。世間の関心が高い事件の裁判があるときは、マスコミ関係者が入口付 近に大勢いるときがあります。

 私も平均して週2,3回は行くと思います。日によっては、一日に数度行くことも珍しくありません。

 当事務所でお取り扱いをしている案件のうち、裁判になっている案件は、多くがこの裁判所で審理されることになります。裁判官を説得し、依頼者の皆様の権利・利益を守るため、私も努力を重ねていきます。

投稿者: 本山健法律事務所

2007.10.12更新

 こんにちは。今回は、私が法律相談などでご説明する考え方の背後にあるものについて書きたいと思います。

 端的に申し上げると、それは、東京地方裁判所の実務傾向(裁判例など)です。
 私は、東京都中央区に事務所がありますので、裁判がもっとも多く係属するのは必然的に東京地裁になります。法的トラブルを解決するためには、いろいろな方法・進め方がありますが、話し合いや交渉でも解決できない場合には、最終的に裁判で解決を図ることになります。
 したがって、私を初めとする東京の弁護士は、最終的な解決の舞台になる裁判所、東京地裁の考え方・見解を把握することが必ず必要となります。
 
 なお、これは東京地裁の考え方・見解を鵜呑みにするということとは違います。民事の裁判では、相手方のみならず、裁判所・裁判官を説得することが主たる業務となりますので、そのためには、相手の考え方を知らなければ、効果的な戦略がとれないからです。
 
 スポーツでも、例えば、野球では、相手投手が誰か、その投手の配球や勝負球などを入念にチェックして試合に臨むと思いますが、これと同じようなことと申し上げれば、おわかりいただけるでしょう。

 東京地裁では、交通事故・労災は民事27部、労働事件は民事11部、19部、36部、倒産事件(破産・再生)は民事20部とそれぞれ専門部が設置されて います。私は、これら東京地裁各部の実務傾向(裁判例など)を把握し、これらの考え方を念頭に置いた上で、ご相談の件に対するご説明・ご回答をしておりま す。裁判例もなく、未知の問題については、実務傾向から合理的に推測することになります。

 ご相談の内容によっては、ご相談者のご希望等に沿ったご説明・ご回答ができない場合もありますが、弁護士として法律専門家の意見が求められいるのですから、これは致し方ないことと考えております。
 もちろん、法律相談では、ご相談の内容を虚心坦懐にお聞き致します。法的な解決を図ることが難しい問題であっても、少しでもお気持ちが楽になっていただ けるように心がけています。この意味では、弁護士は、法律専門家であると同時に、カウンセラー的な役割もあると思います。

投稿者: 本山健法律事務所

2007.10.05更新



 カレンダーでは、明日からまた3連休ですね。9月にも2週続けて3連休がありましたが、秋は祝日が多いですね。祝日は私にとっても、まとまった時間がとれるので、とても嬉しいです。
 私は3日のうち、一日は当番弁護士になっています。当番弁護士というのは、警察に逮捕勾留された人から要請があったときは、警察に行き、逮捕勾留された 人(法律用語では「被疑者」ですが、報道では「容疑者」といわれます)と面会して、法的なアドバイスなどをすることをいいます。
 3連休のうち、1日だけは完全休暇をとりたいと思っています。

 さて、このブログでは恒例になってきましたが、ご近所紹介の第4回目は築地本願寺です。
 築地といえば、築地市場とともに、代表的な存在といえるでしょう。本願寺のホームページなどによると、正式名称は「浄土真宗本願寺派本願寺築地別院」というそうです。
かなり古くに建立されたようですが、火災などを経て、現在の姿になったのは、昭和9年だそうです。
 建物の様式は、古代インド仏教様式ということです。
 
 私も何度か行ったことがありますが、中に入ると、とても厳粛な雰囲気です。まさに「荘厳」という感じです。
 ときおり、著名人の葬儀などが行われることでも有名です。
 夜はライトアップされて、より存在感が際だちます。
 場所は、日比谷線築地駅のすぐそばで、当事務所から徒歩で5分くらいです。当事務所にいらっしゃった後にでも、行かれてみるのはいかがでしょうか。

 最近の事務所の状況ですが、近くにお勤めの方、お住まいの方からのご相談が増えています。また、ご相談される分野も交通事故や労働、倒産などに限定されておりません。
 私としますと、ご近所の方からのニーズがあることが確認できて、嬉しく思っております。HPにも書いてはおりますが、交通事故、労働、倒産等コンテンツ を出していない分野につきましても、ご相談は歓迎しておりますので、これらのトラブルでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談をしていただければ幸いです。

 それでは、よい週末をお過ごし下さい。

投稿者: 本山健法律事務所