2010.02.06更新

 こんにちは。昨日、投開票された日弁連会長選挙は、激戦の末、両候補とも当選に至らず、3月10日に再投票されることになりました。日弁連会長選挙が現在の制度になってから、再投票が行われるのは初めてとのことです。

 日弁連の発表によると、現執行部が推す山本候補が9500票余り、対立候補の宇都宮候補が8500票余りと票数では山本候補が上回ったものの、全国52の弁護士会のうち、山本候補は9会しか勝利できなかったのに対し、宇都宮候補は42会を制したためとのことです。

 日弁連会長選挙のルールは、票数+全国52会のうち3分の1(18会)で勝利しなければならず、山本候補は3分の1に満たず、宇都宮候補は票数で山本候補に及ばなかったためです。
 恥ずかしながら、私はこの3分の1ルールを知りませんでしたが。

 宇都宮候補は東京を中心とする都市部の票が山本候補にタブルスコアの差をつけられた反面、地方では圧勝したといえます。私は弁護士が急増する都市部の方が現状への不満が強いと思っていたので、意外な印象を受けました。

 再投票では、宇都宮候補が都市部の票を伸ばせれば、勝利が見えてきそうです。
 山本候補は地方への浸透を図る必要がありますが、政策の大胆な見直しなどをしないと、難しいのではと思います。ただ、危機感を持った現執行部側が浮動層に対し、相当の切り崩し策をとってくると思われ、結果は読めません。

 そういえば、前回の会長選挙でも、対立候補が現会長に2000票差余りまで肉薄しました。
 個々の弁護士の変化を求める声は、押さえようがないほど高まっています。現在の政治と同様、政権が変わったからといってすべてがバラ色になるわけではありませんが、ともかく現状を変えたいというのは自然な感情であり、投票態度に如実に表れるのでしょう。

 私は、昨日の投票では宇都宮候補に投じました。宇都宮候補の理念や実行力に期待しているからです。
 再投票でも宇都宮候補を支持します。

投稿者: 本山健法律事務所

2010.02.01更新

 こんばんは。昨年12月から絶え間なく業務に追われておりましたが、ようやく一息つけそうな状況になりました。このブログを更新するのも、ほぼ1ヶ月ぶりとなります。

 さて、偶数年の2月は、日弁連会長選挙があります。今年は2月5日が投票日であり、現執行部が推す候補と、著名弁護士との対立などとマスコミに取り上げられています。
 日弁連の抱える問題はたくさんあるのでしょうが、最大の問題は、法曹増員問題、要するに司法試験の合格者をどのくらいにするか、という問題です。今回の選挙の最大の争点もこの点にあるようです。

 この問題について、私は増員自体の方向性は間違っていないものの、弁護士の需要を検証した上で行うべきである、と考えています。

 弁護士になると、日弁連から、登録順に登録番号を与えられます。数字の少ない人が弁護士キャリアが長く、数字の多い人がキャリアが短いわけですが、毎月、日弁連から送られてくる業界紙「自由と正義」を見ると、新規登録の弁護士の登録番号が4万番代になっていました。
 私が2万6000番台ですから、私が弁護士になって12年余りで、1万4000人も新たな弁護士が誕生したことになります。

 他方で、弁護士に対するニーズが増えたかというと、増員分のニーズほどは増えていないと思います。 弁護士会の法律相談件数も年々減っており、きちんとニーズを検証できるまでは増員はストップすべきではないか、と思います。

 現執行部派の候補も削減の方向を模索しているようですが、かつての執行部は増員の方向で進めてきたわけですから、これまでの方針との整合性に疑問があります。
 
 私は、合格者数削減を明確にした著名弁護士、つまり、宇都宮候補に一票を投じるつもりです。
 宇都宮候補は消費者事件などを多く手がけ、常に弱者の視点から法律問題を扱ってきており、弁護士としての姿勢にも共感を覚えます。
 日弁連でも政権交代が起きるかどうか、注目したいと思っています。

投稿者: 本山健法律事務所