2015.06.30更新

特別受益とは相続人の中に被相続人から生前贈与等を受けた人がいる場合、相続人間の公平のため、相続分算定の際に生前贈与等を受けたことを考慮するという制度です。

例えば、相続人が子2人である場合、1人の子だけが亡くなった親から巨額の生前贈与を受けていた(もう1人の子は何ももらっていない)場合、生前贈与を無視して相続分を決めるのは不公平です。

そこで、巨額の税全贈与も相続財産に含めて公平な扱いをしようというのが特別受益という制度です。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.29更新

法定相続分とはこれまで説明した「相続分」のことです。法律で定められているため、法定相続分といいます。

この法定相続分を修正する制度には2つあります。

特別受益という制度、寄与分という制度がそれです。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.26更新

これまで12回にわたって、相続の基礎知識について書いてきました。

これまでの内容を理解されていれば、「相続の基本はわかった」といえると思います。

簡単にまとめると、相続は、①遺産の範囲、②相続人の範囲、③相続分、という視点から考えると頭の中が整理できます。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.25更新

血族相続人の第1順位である子と第2順位の直系尊属がいない場合、第3順位の兄弟姉妹が登場します。

そして、相続人が兄弟姉妹と配偶者の場合、相続分は兄弟姉妹が4分の1、配偶者が4分の3となります。

配偶者の相続分は血族相続人が誰であるかによって変動する点に注意が必要です。

なお、兄弟姉妹は4分の1の相続分があるといっても、複数いる場合は頭割りで等分に分けます(直系尊属も同じ)。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.24更新

これまでは血族相続人の第1順位である子がいた場合について説明しました。

子がいない場合はどうなるでしょうか。

子がおらず、相続人が直系尊属と配偶者の場合、相続分は直系尊属が3分の1、配偶者が3分の2となります。

相続人の範囲との関連でいいますと、この場合は血族相続人の第2順位である直系尊属がいるため、血族相続人の第3順位である兄弟姉妹は出番なしです(相続人になりません)。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.23更新

相続分は相続人の範囲と密接に関わっています。

相続人が子だけの場合(配偶者なし)、子がすべての遺産を相続します。

血族相続人の第1順位だからです。

子が複数いる場合は、頭割りで等分に分けます(子2人なら1人当たりの相続分は2分の1、3人なら3分の1)。

相続人が子と配偶者の場合、相続分は子が2分の1、配偶者が2分の1です。子が複数いる場合も均等割となり、子2人なら1人当たりは4分の1、3人なら6分の1です。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.22更新

このシリーズの最初に、相続とは死者の財産を相続人に帰属させる制度、と書きました。

そのような制度であることから、相続では、遺産の範囲と相続人の範囲が重要とも書きました。

つまり、何を(遺産の範囲)、誰が(相続人の範囲)、取得するのか、ということです。

そして、相続人とされた人が、どれだけ取得するのか、が次に問題となります。

この「どれだけ」という問題が相続分の問題です。

整理すれば、相続とは、何を(遺産の範囲)、誰が(相続人の範囲)、どれだけ(相続分)取得するのか、を決めるためのルールといえます。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.19更新

実務上、相続人の範囲を確定するためには、被相続人のすべての戸籍、つまり、生まれたときから亡くなるまでの戸籍を取り寄せる必要があります。

この作業は相続人が多数になると、相当な労力になることがあります。

私自身、相続人が20名以上いるケースを取り扱ったことがありますが、戸籍の取り寄せだけで苦労させられました。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.18更新

相続人の範囲について、注意点を説明します。

子(血族相続人の第1順位)はいないが、(被相続人からみて)孫がいる場合、孫が相続人になります(代襲相続人)。

孫はいないが、(被相続人からみて)ひ孫がいる場合、ひ孫が相続人になります(再代襲相続人)。

兄弟姉妹(血族相続人の第3順位)はいないが、兄弟姉妹の子(被相続人からみて甥・姪)がいる場合、甥・姪が相続人になります(代襲相続人)。

甥・姪はいないが、甥・姪の子がいても、甥・姪の子は相続人にはなりません(子との違い)。

投稿者: 本山健法律事務所

2015.06.17更新

血族相続人は、第1順位が子、第2順位が直系尊属、第3順位が兄弟姉妹というように順位があることは昨日書きました。

順位とは、第1順位の相続人(子)がいれば第2順位の相続人(直系尊属)は登場しない(相続人にならない)ことを意味します。

逆に言えば、第1順位の相続人(子)がいない場合に、初めて第2順位の相続人(直系尊属)が登場する(相続人になる)ことを意味します。

第3順位についても同様で、第2順位の相続人がいない場合に初めて第3順位の相続人が登場します。

配偶者は1人しかしませんので、順位云々という言い方はしませんが、あえて順位をいえば常に第1順位です。

投稿者: 本山健法律事務所

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